こちらは、ローウェン(Loewen)製アルミクラッドサッシに使われているロック金物です。
写真右の建具(障子)に付いているロック受けのフックが、写真左のロック本体の中に入って、サッシをロックするという仕組みで作られています。
ロックレバーを下げると、建具が窓枠側にグッと引き込まれ、窓の気密が上がるということなんですが、強く引き込む為にロックの内部構造には負担が掛かってしまいます。
これを長く使い続けていくと、内部の樹脂パーツが不具合を起し鍵が機能しなくなるというトラブルが発生します。ですから、この古いロック金物は、10~15年程度で交換するというのが一般的かも知れません。
今回もお客様から新しいものを手に入れたいという相談を頂き、注文手配をすることになったのですが、現在のものは本体の内部構造が少し改善されたのか、ロック受けの形状も変化しています。
写真の窓は、下側が開いていくオーニングと呼ばれるサッシですが、ローウェンの窓では横に開くケースメントサッシにもこの金物が使われています。
部品が共通化されている為、交換部品の種類も少なくて済むことはいいことですが、同じ時期にメンテナンスが必要になるという点では一緒に交換手配をすることを考える必要がありますね。
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