愛知県一宮市の輸入住宅で主に外装の塗り替え工事を行うのですが、この長梅雨の為、なかなか思うように職人の日程が決まりません。
まあ、ある程度予想はしていたことではありますが、ここまで毎日雨が降ると外仕事は全く出来ない状態と言っても過言ではありません。
今日はお客様の処に伺って、外壁や内装に塗る塗料 パラペイントの色見本をお渡ししがてら、交換が必要なハーフサークル・ウィンドウのサイズ計測をしてきました。
交換が必要と言っても窓そのものを交換する訳ではなく、枠に装着されたペアガラスの交換です。ご覧のようにペアガラスの内部に雨が入り込んで、雨垂れが幾筋も付いています。
いつも申し上げるように、こうなるとガラスの周囲のスペーサーが錆びてきたり、ガラスが曇って見えなくなってきますから、ガラスの交換が必要です。(ガラスが割れて、中に水が入っても交換です)
写真は、ガラスの周囲に付いていたガラスの押し縁を外した処です。押し縁を外すと、ペアガラス全体が露出しますから、全体を容易に測ることが可能となります。
ただ、この押し縁を外すのが相当厄介なんですね。当然ガラスが簡単に外れないようにしっかり固定するものですから、押し縁そのものも外れにくい形状になっています。
こちらは、輸入の樹脂サッシですから、あまり無理に外そうとすると押し縁そのものが割れたりしてしまいます。
今回は、室内側に押し縁が付いていましたからまだいいのですが、これが屋外側に付いていると、太陽の紫外線に曝されて樹脂が劣化して固くなってきていますから、更に難易度は高くなります。
押し縁もガラスと一緒に輸入出来ればいいのですが、このサッシを作ったヴァイスロイ(Viceroy)というカナダのメーカーは、既に会社がないようですから、丸い形状の押し縁を入手するのは、不可能に近いかも知れません。
ですから、こういう仕事は出来るだけ経験のある輸入サッシの専門家にお願いしないと、反って修理箇所を増やすことにもなりかねません。
今回は、無事押し縁を外すことが出来ましたし、ガラスの寸法確認も出来ましたから、あとはこのサイズ・デザインのガラスを作ってもらうだけです。勿論、装着後にはガラスの周囲の防水工事も行いますよ。
<関連記事>: 大きな半円ガラスを交換しました (2019年8月31日)
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