今日は、浜松で輸入住宅の現地調査を行ってきました。
1990年代中頃に建てられたおうちでしたが、アメリカ人の大工が来日して建てたはいいが、その後のメンテナンスが出来なくなったという状況でした。
アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製木製サッシを主に使用していらっしゃいましたが、木部の腐食でいくつかの窓は建具(障子)を交換しなければなりません。
その他に、今では珍しいミルガード(Milgard)の輸入のアルミサッシもお使いでした。その窓については、アルミなのであまりメンテナンスは要らないんじゃないかとお思いの方もいらっしゃると思いますが、実際はそうではありません。
窓枠の全部がいくらアルミで出来ているとは言え、必ずメンテナンスは必要となるのです。(特にペアガラスは、内部結露の問題があります)
その一つが、このプラスチックで出来たトップガイド。これは、シングルハングサッシの建具の側面に付いているもので、長い棒状のチャネルバランサーが上に飛び出さないように抑え込むストッパーの役目を果たしています。
ですから、これが壊れてしまうと、バランサーが建具の中に納まっていることが出来ず、建具を吊り上げる機能が失われます。チャネルバランサーを交換する際は、出来ればこの部品も一緒に交換しておいた方が間違いなさそうです。
だって、樹脂で出来ていますから、長年の使用で必ず劣化しているでしょうからね。
<関連記事>: 不具合のあるバランサーは飛び出します (2019年4月5日)
<関連記事>: バランサーだけ交換しても直らない (2019年8月3日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。