先日、豊田市の輸入住宅で重い輸入玄関ドアの修理メンテナンスを行ってきました。
その時外した古いドアヒンジ3枚が、こちらです。(高さが2.4mもある大きな扉の場合は、4枚になることもあります)
ヒンジ板の噛み合わせ部分が透いて、隙間が多く見受けられるのが分かりますね。また、そのうちの1枚は、心棒が抜けてきています。
こうしたことは、ヒンジの金属は摩耗して劣化したことが原因ですが、それによってドアの位置が下がって敷居(ボトムシル)にこすってしまい、ドアの開閉に支障をきたすようになりました。
そうなると、ドアラッチやデッドボルトもドア枠側の穴に正しく入らなくなることもありますから、鍵が掛けられなかったり、ドア金物が破損したりする恐れも生じます。
輸入のドアヒンジの多くは、ステンレスで出来ていますから、非常に丈夫で長持ちであると言えますが、20年近く何もしなければこのように劣化してしまいます。
今回、これらのドアヒンジを新しいものに交換した上で、ドアの位置をほんの少しだけ上の方に持ち上げました。勿論、ドアの左右の高さが水平に近くなるようにも調整しますから、ドアラッチ等もスムースに穴に入るようになりました。
玄関ドアの場合、その調整範囲は数ミリ程度。非常に微妙な位置に持ってこなくては納まりませんから、その調整にも結構時間が掛かります。
お客様は、玄関ドアの開け閉めに長い間大変苦労していたとのことで、メンテナンスするとここまできれいに直るものかとビックリされていました。正しい施工で正しい位置にしただけで、気持ちよく使えるようになりますから、やっただけの価値はありますよ。
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