輸入住宅の玄関ドアに使われているクイックセット(Kwikset)社製の古いドアレバーとデッドロック。
古いと言っても現行の製品ですから、輸入資材の製品寿命は長いですね。
今回ご依頼頂いたのは、知り合いの工務店さんにこれらのドア金物の錆が気になるという相談をしたら、当初ゴールド色だったものが黄色に塗装されてしまいイメージが変わってしまったので、何とかしたいというものでした。
また、ドアレバーの方も調子が悪くなってきたそうですが、工務店さんからはドア全体の交換を勧められてドアレバーだけの交換が出来ないだろうかというご希望も頂きました。
こちらのおうちはお店兼用にもなっている為、来るお客様にも美しくて使い勝手のいい玄関をお使い頂きたいという感じだと思います。
昔のクイックセットの製品は、金メッキの質が今ほどではなく、数年で錆が出てくるといった感じでした。ただ、現在私たちがお勧めしているものは、金メッキが錆びにくく雨の後に雑巾やタオルなどで水を拭いて頂ければ、殆ど錆が出ないものとなっています。
輸入のドア金物について知識や経験のない建築屋さんであれば、ドアノブの交換をしたことがないという理由でドアそのものを国産のものに交換しようという提案をするのですが、そんな必要はありません。
ドアレバーもデッドロックも新しいものに交換することが出来ますし、ドアの建て起こしの調整をすれば、ドア自体もスムースに動くようになるのです。
それにしても、ゴールドが錆びたからと言って黄色で塗装するなんて、小学生のお絵描きみたいにお粗末な仕事ですよね(笑)
また、レバーハンドルが上下逆さまに付いているのも変ですね。恐らく、室内側と屋外側のレバーが入れ替え出来るということを知らなかったのか、単にそのまま付けたのか、そのどちらかかも知れません。これでは、ハンドルのカーブがいつまでも手に馴染まなかったような気がしますね。
<関連記事>: 玄関の新しいドア金物 (2019年6月18日)
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