雨が降ったせいか、昨日うちの庭のサツキが開花しました。
爽やかで美しいお花ですが、この花とは関係なく毎年あることを思い出してしまいます。
そう、それがシロアリの活動(繁殖期)です。
毎年書かせて頂きますが、サツキが開花する時期にシロアリはコロニー(巣)を広げる為に無数の羽根アリがコロニーから飛び立っていきます。ですから、この時期はシロアリのコロニーを確認する絶好のチャンスでもあります。
その数は数千という膨大な量ですから、羽根アリを一匹や二匹見付けたと言って大騒ぎする必要はありません。数匹程度であれば、たまたま離れた場所からやってきた羽根アリであって、家の周囲に巣があると考える必要はないからです。
勿論、注意するに越したことはありませんから、家の基礎の周りや庭の朽ち木などにシロアリがいないか見て回るくらいやってみる価値はあります。
ただ、建物への侵入を試みているという気配がない場合、たとえそれが庭にあったとしても無暗に駆除する必要はありません。逆に、シロアリは土壌改良の一翼を担っている生物ですから、生態系の維持の為にうまく活用することが望まれます。
(まあ、それでも無数の羽根アリが庭を飛ぶのは気持ちのいいものではないでしょうから、巣を見付けたらその上に細かな網などを被せておくくらいのことはやるといいように思います)
何れにしても、基礎などの周辺から建物へシロアリが侵入してきているという場合は、局所的にそれを駆除する必要がありますから、シロアリや建築のプロに相談するようにして下さいね。
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