半円ガラスの曇りは、ここが原因?

半円ガラスの曇りは、ここが原因?

ハーフサークル窓の木枠の腐り

先日、半円窓(ハーフ・サークル・ウィンドウ)のペアガラスを交換したという記事を書かせて頂きました。

そのペアガラスを交換する前に、ガラス押えの木製ビードを外した様子がこちらです。

木製ビードも半分腐っていましたが、その下にある木の窓枠自体も全体的に雨水が入って損傷しているのが分かります。

私たちが修理をする前に、既にコーキングを使って補修した跡がありましたが、それが十分でなかったのか、屋外側のアルミ枠のカバーとペアガラスとの間に出来た隙間から雨が侵入して、それがガラスの下に溜まって徐々に窓枠を腐らせたという感じですね。

そうした水分が蒸発して上にあったペアガラス内に入り込んで、内部結露を起し、ガラスの中を曇らせたという訳です。損傷した窓枠は、半円窓の下にあったダブルハングの窓枠とも兼用していましたから、窓枠を新しいものに交換しないとちゃんとした修理は出来ません。

ですから、大工さんに木材を加工してもらい、窓枠とガラス押えを作ってもらいました。うちの大工さん曰く、「ここは、匠の技が必要」だったそうな。

ガラスを交換して表面的に直すというだけでなく、下地から修理した上で外側の窓周囲も防水処理をしましたから、これで将来雨漏れするリスクは相当減ったように思います。

見えない下地に不具合がある場合、それが顕在化した時には相当酷い状態になっているはずですから、木製サッシは常にチェックしておきたいものです。

<関連記事>: 半円ガラスも交換しました (2019年4月17日)

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