どんな仕事も準備が8割

どんな仕事も準備が8割

マスキングしたアンダーセン社製パティオドア

昨日、アンダーセン(Andersen)社のパティオドアの交換をしたという記事を書かせて頂きましたが、取付け作業をする前に行った防水処理の様子をお見せします。

事務所前の駐車スペースに並べられた幅80cm 高さ2mのドア4枚。ドアを並べただけで、駐車スペースの半分は埋まってしまいました。

ドアが傷付かないように大きな段ボールのシートを敷いて、そこに寝かせたのですが、本当に重くて大きな輸入ドアです。まあ、強化ガラスのペアですから、そりゃ重いはずです。

さて、肝心の防水処理ですが、建具(障子)の枠とガラスとが接する部分にマスキングテープを張っているのが分かりますか。そして、建具枠と建具枠とのつなぎ目部分にも紫色のテーピングを張ってあります。

マスキングテープも安いものだとコーキングなどの防水剤や塗料がテープの下に入り込んでしまい、きれいに仕上げることが出来ません。また、テープを張っただけだと接着が弱いですから、後からちゃんと指で押さえてあげないといけません。

勿論、防水剤がしっかり載るように適度な隙間を明けなければいけないのですが、あまり幅広にすると見た目が悪くなりますから、張り方も気を遣うところです。こうした前準備に時間を掛けないと、せっかくの防水処理はうまく施工することが出来ません。

また、防水処理剤も屋外でも使えるタイプで、尚且つ防カビ性能があるものでないと雨風に長く耐えられないですから、やはり安ものは使えません。

もうした手間・暇を掛けた仕事は、施工が完了してしまえば、どこをどうしたか全く分からないくらいになってしまいますが、必ず性能や将来のトラブルに対して効いてくるはずですよ。

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