昨日、アンダーセン(Andersen)社の4枚引き分けドア(掃出しサッシ)の交換修理を行いました。
両サイドの2枚がハメ殺しになっていて、中央の2枚のドアがそれぞれ左右に開けられるというタイプで、3.5m以上の開口幅となりますから、建物のドア開口に対する荷重は相当なものです。
ですから、開口の中央付近ではドア枠が下がってしまい、十分な高さが取れなくなっていて、ドアが開けにくい・閉めにくいという状態でした。
また、去年風が強かった台風によって、外装の白い化粧パネルが剥がれてしまい、建具(障子)の木がむき出しになってしまいました。恐らく、化粧板のつなぎ目といった場所から雨が侵入して、長い時間を掛けて接着剤を劣化させたのが原因ではないかと思います。
今回、これらの4枚の大きなドアを新しく調達し、内装の木の防水塗装やガラスの周囲を含めた外装の防水処理た上で、取付け工事を行いました。
メーカーではドアの高さを変えて出荷してくれるなんてことはしてくれませんから、現場でドア枠の高さに合わせてドアの上端をカットして高さを調整して取付けしましたが、ドアの重さが60㎏以上あったので結構大変な作業となりました。
でも、苦労の甲斐があって、ドアはスムースに動くようになりましたし、ご覧のように美しい白いパティオドアの姿が蘇りました。
最後にドア枠の歪みによって生じた隙間をコーキング剤等で埋めて、雨が隙間から入らないようにして完了しました。他にも鍵の調整などいろいろ工夫をしながら施工をしましたが、ここでは書き切れませんので、ご了承下さいませ。
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