茨城県のサッシ会社さんからお客様の家の輸入樹脂サッシが壊れたようだが、部品交換等で修理は可能かとの問い合わせを頂きました。
窓は、サーティンティード(Certainteed)社というメーカーのもので、今はジェルドウェン(Jeld-Wen)という会社に吸収合併されて同じものは作っていない状況です。
ただ、写真を確認する限りでは、チャネル・バランサーと呼ばれる棒状のバネ部品に不具合があるように思います。
古くなって内蔵されているバネやローラー部品が錆びたり劣化したりしてくると、固くなって戻りが悪くなってしまいます。そういう時に、このようにバランサーが建具から外れ、上や下から飛び出してくるのです。
この形式のバランサーに限らず、建具を支えているバランサーは10~15年程度が寿命ですから、上げ下げ窓の動きが悪く感じたら交換時期が来たと思って下さい。
その状態でそのまま放置すれば、そのうち写真のようにバランサーが外れ、窓の開け閉めが全く出来なくなります。
こうしたトラブルは、シングルハング・ダブルハング、樹脂サッシやアルミクラッドサッシに限らず、バランサーが内蔵された全ての輸入の上げ下げ窓に発生します。
車のタイヤと同じで使っていなくても劣化しますから、時期が来れば定期交換することが大切ですよ。(むしろ、常に使っていた方が調子がよかったりします)
<関連記事>: バランサーだけ交換しても直らない (2019年8月3日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。