先日、メンテナンスについて現地調査を行ってきた輸入住宅の玄関ドア。
ファイバーグラス製のダブルドアで、ステンドグラスも美しいですね。
築17年のおうちのドアですが、セキュリティという点では少々不安に思っていらっしゃることがあるとのこと。
まず鍵が1つしかないということ。ロックのラッチバーが外から丸見えということ。鍵(シリンダー)自体も古くなってきているということ。
この3点に於いて改善をしたいというのが、今回の要望でした。
そこで、お客様と協議を行い、以下の対策を施すこととなりました。まずは、ダブルロックとする為に、もう1つデッドボルトを追加します。それも普通のデッドボルトではなく、最新のスマートロックKEVOを取付けることとしました。
クイックセット(Kwikset)のKEVOは、iPhoneなどのスマート・デバイスを連携させると指のタッチ一つで鍵の解除やロックが可能となりますし、キーを持ち歩くことも要らなくなります。
尚、携帯を持たない子供さんやお年寄りは、通常のキーの代わりとなるFOBキーと呼ばれる小さなタグを持っていれば、同様に指で操作が可能となります。
そして、デッドロックのラッチバーを見えなくする為に、2ヶ所にガードプレートを装着します。このガードプレートは、厚さが3.4mmもあるステンレス製ですから、バールでもそう簡単にはこじ開けることが難しいヘビー・デューティ仕様です。
そして、古いデッドロックのシリンダーもスマート・キーという新しいタイプのものに交換して、玄関ドアの2つの鍵と勝手口の1つの鍵を全て同じキーで開けられるように変更します。
また、スマート・キーのシステムは、万一キーを紛失してしまった時でもシリンダー内の設定を変更して、新しいキーが使えるようにすることが可能です(その後、古いキーは使えなくなります)
あとは、ディンプルキーのタイプにすることも出来ますが、今回は取り敢えずここまでの対策を実施する予定です。
<関連記事>: 鍵を差さないスマート・玄関ロック 「Kevo」 (2013年11月10日)
<関連記事>: 輸入玄関ドアの安全対策 (2012年2月4日)
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