今日、愛知県半田市の輸入住宅へ現地調査に伺いました。
お客様が築17年前後の家を購入されて、入居前にメンテナンスをお願いしたいという相談でした。
主には、玄関ドアと勝手口ドアのメンテナンスで、防犯性の向上と塗装の塗り替えがご相談事項です。
写真は、その勝手口。ウッドグレインと呼ばれる木目が刻まれたファイバーグラス製のドアですが、茶色のベタ塗り塗装が劣化して剥げてきています。
元々はファイバーグラス・ドア専用の木目塗料で塗ってあったのですが、そういう塗料を知らない塗装業者が普通のペンキで塗り潰してしまったようです。ですから、木目を出す為の凹凸は見えるのですが、色の濃淡が出ない為本物の木のイメージが演出出来ていない状況となっています。
こういう状況では、少し色が濃い木目塗料を使って木目を再現するという方法も可能ですが、ドアにはめこまれた上げ下げ窓が白い枠になっていますから、ドアも白く塗装してもいいかも知れません。
アメリカでも古くなった木製ドアを白でベタ塗りするということをやりますし、そういう感じがアメリカンなイメージを彷彿させるようにも思います。勿論、お客様の好みの問題がありますから、無理に白にする必要はありませんが、そういう手法も結構いけると思います。
白以外の赤や青でドアを塗装するというのも更にアメリカンですが、このおうちは少し和風テイストを外観に残していますから、そこまで踏み込んだ冒険をする必要はありません。木目だから茶色のペンキをベタで塗る。そういうのって、センスのないペンキ屋さんの発想で、やっぱりいけてないですよね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。