ドアのヒンジやレバー、ラッチ。サッシのロックやオペレーター、バランサー。ビルトイン・ガレージの金物など、輸入住宅には開閉や可動する金物が数多く使われていますから、経年劣化や摩耗、金属疲労といったトラブルは避けられません。
また、塩ビやゴムで出来たウェザーストリップと呼ばれる気密パッキン材が、窓やドアの枠に固着して剥がれなくなることはありませんか。
こういうことになる前に、私たちが使うのがこのシリコン・スプレー。様々なメーカーから販売されていますから、ホームセンターで手軽に手に入れることが出来るものなんです。
お客様の多くは、潤滑剤と言えば「Kure 556」が思い浮び、これを鍵穴などに差していませんでしょうか。でも、この製品は基本的に油なので、それがホコリや汚れ、ゴミを呼び寄せてしまい、反って機能を阻害することがあることを忘れてはいけません。
ですから、スプレーしても表面がスベスベ、サラサラで、動きを滑らかにするシリコン素材のものが、家のメンテナンスに最も適していると思います。
最近動きが悪いとか、ギシギシ音がするという場合は、このシリコンスプレーをお使い頂くといいかも知れません。(勿論、車などの油が必要な機械ものもありますから、潤滑油自体が全てダメという訳ではありませんよ)
ただ、ドアやサッシが傾いたり、下がったりして適切に作動しなくなった場合には、こうした応急処置をするのではなく、ちゃんと建具調整や部品交換をすべきですから私たちのような専門家に相談するようにして下さい。
<関連記事>: ドアが重いのは、調整不足だけではありません (2021年2月7日)
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