昨年12月にヤマハ製の木製玄関ドアの塗り直しを行いました。
お客様から請け負ったリフォーム屋さんが、外壁塗装を行う前か後にドアの塗装をして欲しいというリクエストで、私たちは外壁塗装の工程に合わせてどの時期でも作業は可能ですとその前にお伝えしました。
そこで、お客様とリフォーム屋さんとが協議をされて、外壁塗装の前にドアの塗装をしてもらおうということになり、私たちが作業を行ったというものでした。
ただ、今年の1月に外壁塗装が完了して、玄関ドアに外壁用の塗料が付かないようにドアにビニール・カバーをして養生してあったのを剥がした際に、せっかくのドアの塗装も一緒に剥がしてしまいました。
ご覧のように、木の下地まで一緒に剥がしているといった状況ですから、ガムテープのような接着力の強い養生テープを使って、ビニールシートを張ったのではないかと思います。
木製の家具を養生する時もそうですが、木への塗装は非常にデリケートな施工が行われますから、マスキング・テープのような紙のテープを下張りしてから、その上に養生テープを張るという気遣いが必要です。
そういう基本的なことをやらずに、直に養生テープを張るとこういうことになってしまいます。(今回は、塗膜だけでなく、下地の木の表面から持っていかれた感じです)
木製のものへの塗装について、もう少し知識や経験がある職人さんであればこんなことにはならないのでしょうが、塗装仕事が少なくなってきている建築現場ではそういう人も減っているということでしょうね。ここまでになってしまった玄関ドアですが、こういう場合は補修とかタッチアップとかで直すというレベルではありません。
塗装を全体的に剥がすなどして、最初から塗装の工程をやり直すしか方法はありません。輸入住宅で輸入ドアをお使いの皆さんは、どうぞ気を付けて塗装工事を行って下さいね。
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