輸入住宅のグラスファイバー製玄関ドアに取り付けられたドア・ヒンジ。
輸入のものはヘビーデューティーで丈夫なのですが、長年開け閉めしているとこのように金属がこすれて減ってしまいます。
噛み合わさったヒンジ・プレートの位置関係からすると、5mm程度ドア側が下がっているように見受けられます。
5mmなら大したことはないと思われるかも知れませんが、玄関ドアの気密を確保する為に、ドアの周囲の隙間は数ミリ程度しか取られていません。ですから、5mmも下がってしまうとドアが敷居に当たってしまい、ドアの開け閉めが固くて大変になってきます。
当然、敷居にドアがこすれますから、敷居には引きずった跡も付いてしまいます。それだけではなく、ラッチやデッドロック・バー(ロック用カンヌキ)の位置もずれてきますから、受け側の穴にうまく入らなくなり、鍵が掛からなくなったり、最悪鍵が破損したりすることとなります。
少々固いくらいならまだいいかなどと言って使い続ける人もいらっしゃいますが、そのうち突然鍵が出来なくなりセキュリティの問題が発生することとなりますから、それでは遅いと思います。
輸入の玄関ドアは重量がありますから、ヒンジは10年くらいで定期的に交換すると常にいい状態で使えます。ここまでになる前に、ヒンジの交換やドアハンドルやロックの調整、ドアの建て起こしなどのチェック作業をお勧めします。
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