今回、知り合いの紹介で大手住宅メーカーが建てた国産住宅のリフォームを相談頂きました。
築10年ということですからまだまだ新しい住宅ですが、飼っている猫などが傷めた和室の内装等をきれいにしたいとのこと。
障子紙なども破れて、結構傷ついている感じですが、床柱なども拘ったものが使われているようです。
私たち ホームメイドは、輸入住宅専門のビルダーですが、元々お寺さんを手掛けるような工務店で仕事をしていたこともあり、和室の施工は得意な方です。ただ、このお客様はこのスペースをトレーニング・ルームに改修したいということで、洋間への変更を希望されています。
新築当初は、客間であったりご両親が泊まりにきたりした時の為に1部屋和室を作っておこうというケースが多いのですが、洋風な生活スタイルに慣れた日本人にとって、畳敷きの部屋は使い勝手があまりよくない存在になってきています。
それは、かしこまったお客様が家に訪れる機会が少なく、来客をリビングに通してしまうケースが増えていることや、歳を取った両親も布団を上げ下ろしするような生活が負担になることも和室の使い勝手を悪くする原因です。
イグサやヒノキの香りのする和室の雰囲気は、気持ちを落ち着かせるという点では好きなのですが、しばしばそこが物置部屋になってしまっている状況を見ると、寂しいものがありますね。
何れにしても、大手メーカーの和室は、欄間や鴨居などの梁も構造的に強度の必要がない飾りものであることが多いので、比較的簡単に洋間に改修することは可能です。
今回私たちは、床の間や仏間、押し入れが並んだ壁に部分をクローゼットに変更して、全面鏡となるように輸入のミラードアを物入の折れ戸に使いたいと考えています。
そうすれば、鏡を見ながらトレーニングをするジムのような雰囲気になるでしょうし、個室として使う時には姿見として効果を発揮するはずです。
出来るだけお金を掛けず、可もなく不可もない普通の部屋にするというやり方もありますが、リフォームをするなら何かスパイスを加えることが家づくりには大切なことではないでしょうか。
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