24年前に施工された輸入の玄関ドアに取り付けられていたハンドルセット。
ドアラッチを出し入れする為に、小さなバネが付いたこうした金物部品が取付けられているのですが、そのバネが弱ってきたのか、ドアノブがしっかり戻らなくなったようです。
こちらのハンドルセットを製造したのは、ウェスロック(Weslock)というアメリカのメーカーのようですが、国内にはあまり入ってきていないような気がします。
アメリカのサイトを確認すると、玄関ハンドルやドアノブ・ドアレバーは今でも製造しているようですが、日本で販売している資材会社はありません。
お客様はハンドルセットをお気に召していらっしゃるようで、外見を変えずに中身のこの部品だけが欲しいということのようですが、北米のドアノブ・メーカーは一部の部品だけを販売するということはしてくれません。
日本のお客様は、こういう部分交換を希望される人が多いのですが、ドアノブは使用頻度が高く比較的消耗しやすい部材の為、北米のメーカーは一部を交換してもすぐに他の部品も壊れてくると考えているようです。
勿論、ドアラッチ(開閉の為の爪)やロックシリンダーは、よく破損する部品ですから、この部分だけは交換用のパーツが売られています。
こういうケースの場合、新しいハンドルセットを購入して、中の金物だけを古いハンドルセットに入れ替えるか、ハンドルセットごと交換する以外に方法はありません。
ただ、古いハンドルセットの内部構造が新しいものと同じかどうかは資料や部品図などがないので、私共では分かりません。(メーカーでも、そういう詳しい情報を公開していないのです)
ということは、部品の入れ替えが出来るか出来ないかは、調達してみないと分からないということになります。新しいハンドルセットに丸ごと交換するにしても、取付け穴の位置やハンドルの大きさ・デザインが微妙に違うことも考えられるので、取付けにはドア側の加工も想定しなくてはいけません。
何れにしても、今後どうしたいかはお客様次第ですから、それに基づいてお手伝いしていくしかありませんね。
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