埼玉のお客様から、ローウェン(Loewen)社のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の鍵がうまく掛からなくなったという相談を頂きました。
ロックレバーを上げ下げしても、鍵爪のロックラッチが出たり入ったりしない状態になって、ロックが出来ないというものです。
輸入の掃出しサッシの場合、モーティスロックと呼ばれる防犯性の高いロックケース(ロックセット)が用いられているのですが、鍵爪を出し入れする為の小さなバネが経年劣化で飛んでしまうことがあります。こうなると、鍵爪がうまくアクションしなくなり、鍵が掛けられなくなるという不具合です。
小さなバネを交換すれば直るのですが、バネ自体を個別に調達することは出来ませんし、ロックケースも分解出来ない構造となっていますから、この金物を交換する以外に修理の方法はありません。
ただ、このロックケースという金物は、何十年も前から同じ形状、同じ大きさのものが継続して作られていますから、20年も前の輸入の掃出しサッシでも問題なく部品を調達することが可能です。
今回もこのロックケースを予備を含めて3セット程、カナダから調達する準備をしています。鍵がおかしくなってきたら、防犯性を考えて早めに交換するようにしたいものですね。
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