昨年の年末までに交換作業を完了する予定だった案件が、お互いの都合がうまくかみ合わず、今日伺ってきました。
写真は、既存の樹脂サッシから外してきた不具合パーツ。
写真左側は、浴室のシングルハングサッシに付いていたコイルバランサーと取付け金具。右は、掃出しサッシのロックハンドル。(バランサーのバネは、一部断裂して外れています)
どちらも、輸入サッシをOEMで生産していた菊竹産業製のシュエット(Chouette)というシリーズのサッシ部品です。
普通では外せないコイル・バランサーは、いつものようにフレーム・エキスパンダーという特殊な道具を使って交換してきました。最近は手慣れたもんで、時間を掛けず結構スムースに作業を行うことが出来るようになりました。
逆に掃出しサッシのハンドルは、全く同じハンドルが製造されていない状況ですから、形状や取付穴の位置が合うものを調達したのですが、シュエットの取付け方法が少し特殊で取付け穴を加工したり位置調整をしたり、手間取りました。それでも何とかきれいに納めることが出来て、お客様も喜んで頂けたことと思います。
やっぱり、道具や準備は一番大切ですね。ちゃんとしていないと時間が掛かるだけでなく、美しく作業を完了することが出来ません。今回も細かなことで勉強させて頂きました。こうした蓄積が、輸入住宅をメンテナンスする仕事では非常に大切になります。
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