去年の10月にやってきた大きな台風の時に吹き飛ばされたアスファルトシングルの屋根。
なかなかお客様と職人との都合が合わず、延び延びになっていた補修が12月にようやく施工出来ました。
屋根材の奥の半分は、上側の屋根材にカバーされて無事だったのですが、下側の半分はカッターナイフで切ったように一直線に千切れてしまいました。
この屋根材は、カナダのメーカーから輸入したものだったのですが、既にこの屋根材は生産されておらず、出来るだけ似た屋根材で部分補修をするか、全面違う屋根材で施工し直すかしかありません。
全面施工となると費用も時間も掛かってしまう為、色やデザインが似かよった屋根材を探して部分補修している様子です。残っている奥側の屋根材はそのままにして、その下側に新しい屋根材を差し込みました。
そうすることで、屋根材のデザインも近いものになりますし、余分に剥がすことによって屋根材の接着強度が落ちるリスクも減らせます。
正攻法でいくのが一番だとは思いますが、現状がどうなっているかをしっかりと把握し、それに沿った形で臨機応変に施工方法を考えることも大切です。ただ、こうやって施工したからと言って、強い風が吹く台風に耐えられるかどうかは別問題。
TVで屋根の構造ごと吹き飛ばされる映像を見た私たちにとって、自然の威力に対抗出来る屋根材や施工方法がないというのは明らかですから、飛ばされてもすぐに復旧出来る態勢を構築することが大切だと思います。
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