こちらは、マーヴィン(Marvin)社のアルミクラッド・サッシの交換用建具(障子)。
外はアルミ板で覆われていますが、写真に写っている面は室内側の木製フレームです。
この新しい建具に交換するはめになったのは、お湯や湿気の当たる浴室の窓としてアルミクラッドの木製サッシを使った為でした。
木部に白い塗装はされていましたが、当然防水性のある塗料ではなく、またお風呂を使い終わったら、サッシを開けて乾かすという習慣もありませんでした。ですから、10数年で建具は腐り、金物も外れた状況になりました。
今回、私たち ホームメイドは、屋外側のアルミのつなぎ目やガラスとアルミとの接点部分を防水処理した上で、室内側の木部もパラペイントのティンバーケア(白)で防水塗装を施しました。
そして、次にマスキング・テープを張って、ガラスの周囲や木のつなぎ目にコーキング等で防水処理を施します。勿論、浴室の湿気がいつも充満している処に使うのですから、カビや湿気に強いタイプのものを使います。
ここまで手を掛けて準備する輸入住宅ビルダーは、なかなか日本にいないかも知れませんね。でも、ここまでやるからリスクを最小限にして、長年の使用にも耐えられる輸入住宅が造れるのだと思います。
(本当は、サッシを窓枠毎外して、樹脂サッシに変えてしまうのが一番だとは思いますが、お客様の思いもありますから柔軟に対応しなければなりません)
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