先日、沖縄のお客様にビルトイン・ガレージドアのトーションスプリングを出荷しました。
通常はガレージドアの正確なサイズや重量を計測した上で、それに見合った強度のバネをオーダーするのですが、私たちがわざわざ費用を掛けて調査に伺うことも出来ず、違うやり方でお客様から情報を頂き、製作しました。
ただ、これはイレギュラーなケースであって、推奨出来るやり方ではありませんし、万一適合しなくても責任外という条件の下で請け負わせて頂きました。
そのお客様から頂いたケーブルドラム付近の写真です。トーションスプリングが切れて、連動するケーブルもドラムから外れています。
ケーブルワイヤーは、重いドアをトーションスプリングのバネの力で持ち上げる際に、その力をドアに伝える役割を果たします。ですから、長年使用するとワイヤーも伸びてきてしまい、そのうちドラムから外れてしまうという不具合が起こります。
その為、ケーブルは5~10年で交換すべきではないかと考えています。また、アルミの鋳物で出来た巻き上げドラムも徐々に削れてきてしまいますから、2回目にケーブルを交換する際にはドラムも交換すべきではないかと考えています。
常に動作を繰り返すようなシステムは、少しずつ必ず消耗する部分があるものです。悪くなってから交換するのではなく、悪くなる前に定期的に部品を交換することこそが、普通の暮らしを維持する秘訣ではないでしょうか。
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