台風12号は、勢力を弱めながらもまだ中国・九州地方を西進していますが、皆さんのおうちには被害はありませんでしたでしょうか。
先日、シエラパシフィック(Sierra Pacific)社のサッシの販売促進を私共がやっていくという記事を書きましたが、これから同社の特徴的な製品をいくつか紹介していきたいと思います。
以前書かせて頂いた記事で、「スーパー台風・突風対応型高強度の輸入サッシ」が存在すると書かせて頂きました。
アメリカの南部フロリダでも、毎年巨大なハリケーンが襲ってくるという時代になりました。その巨大さや強さは、日本の台風を凌ぐと考えてもいいかも知れません。
また、フロリダは、アメリカでもお金持ちが別荘を構えたり、移住したりする地域でもありますから、泥棒や空き巣といった犯罪者に対しても安全性が求められる地域です。そういった社会事情から生まれたのが、「フィールセーフ(FeelSafe)」。
厚みが1.3mmもあるアルミで屋外側をカバーしたアルミクラッド木製サッシです。ペアガラスにも違うアプローチでの独自の特徴を持っています。屋外側のガラスは、14.5mmもある分厚い合わせガラスになっていて、室内側のガラスは強化ガラスになっています。
ガラスは厚みを増せば、それだけ強度も上がります。また、特殊なフィルムを合わせガラスの間に挟み込むことで、割れにくくしています。(通常の窓ガラスは、3~4mm厚です)
そして、こちらの合わせガラスには、通常の強化ガラスを使わないで耐熱ガラスを使用しています。それは、火炎バーナー等でガラスが短時間で溶かされるのを防ぐ為だと思います。
また、強化ガラスは、野球のバットのような鈍器では割れませんが、釘の先のように尖ったものだと全体にヒビが入って割れる特性があります。その為、敢えて強化ガラスを使わずに、厚みを増して強い風圧でも割れにくくするという方法を選んでいるのです。
勿論、それが破られるという場合もあるでしょうから、室内側には屋外側とはタイプが異なる強化ガラスが入れられています。両方合わせガラスにしてはどうか、という意見もあるでしょうが、それをするとあまりにサッシが重くなり過ぎます。また、ペアガラスの2枚に性質の違うガラスが使われていると、これらを突破する側(強風や泥棒)も手こずるはずだということでしょうね。
開閉のスムースさや木製サッシの高級感、耐風・防雨性能、耐防犯性能を高いレベルで実現しているのが、このフィールセーフというサッシだと思います。
また、このサッシの木部は特殊な耐水処理である「CoreGuard」が実施されていますから、従来のように木が腐ることもありません。今の時代、こうした輸入サッシが日本でも求められているのかも知れませんね。
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