マーヴィン(Marvin)のダブルハングのメンテナンスをしたいというご相談を頂きました。
窓枠の両サイドに内蔵されたバランサーが切れたらしく、窓の開閉が難しくなったようです。
マーヴィンの古いダブルハングについては、雨漏れして建具(障子)が腐ったというトラブルは多いのですが、意外とバランサーが切れたという相談は少ない状況です。それでも、年に1~2件の問い合わせを頂きますから、丈夫な部品でも経年劣化は起こるのです。
施工時期や品番がはっきりしていますから、交換用のバランサーを調達するのも然程難しいことではないと思いますが、もしかしたらバランサー・ブリックの詳細を教えて欲しいとメーカーから言われるかも知れません。
今回、お客様は費用を削減する為に、自身で交換をされることを希望されていますから、バランサー・ブリックを確認することは当然出来ないといけません。
ですから、お客様に部品の確認をお願いすることは可能なことかも知れませんが、果たして初めてメンテナンス作業をする素人のお客様がちゃんとやれるかどうかは、意欲の問題だと思います。
基本、お客様が自分で何とかやってみるというのは、すごくいいことだと思いますし、それをして頂くように導くのが私たちの仕事だと思いますが、やったことがないことを自力更生で作業するのは、リスクがあるようにも思います。
費用を掛けたくないという気持ちはよく分かりますが、まずは私たち専門家がどのように交換するのかを勉強して、その上で次回自分で出来るようにして頂くのが安全かも知れません。
バランサーは、強いバネの力で重いガラスの入った建具を開閉するのです。やり方を間違えれば強いバネがサッシを壊してしまう恐れもあるのです。
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