今日は、豊田市にある輸入住宅でドア下が床に擦るという状況の玄関ドアと室内ドアのヒンジ(蝶番)を交換してきました。
輸入の玄関ドアは、グラスファイバー製。ただ、ドアのエッジ(木口)の部分は木で出来ています。(室内ドアは木製ですから、当然木口も木です)
そこにヒンジをビスで取り付けていくのですが、新築時に施工した人のやり方が現場毎に違っていますし、ドア自体も3次元に歪んで変形していますから、私たちもそれに合わせて交換作業を進めていかなければなりません。
今回の現場は、ヒンジ用にドア枠に彫り込みをしてあるのですが、それが数ミリだけ通常より浅い感じでした。勿論、それも全部私たちのやり方で修正してしまうという方法もあるのですが、それをやると他の様々なディメンションも狂ってきてしまうのです。
納まりはあまりよくないとは感じるのですが、以前施工した人のやり方に沿う形でヒンジを取り換え、ドアの建て起こしを調整しました。
ドア上の隙間がどのくらいあるか、ドアの左右の隙間や傾き具合はどんな感じかなどを総合的に判断して、この位置が一番納まりがいいという処で全てを固定していきます。
写真は、その位置を固定する前に数本のビスで仮止めした状態です。最近、重いドアのバランスを見ながらジャッキアップする新兵器を手に入れたので、作業的には随分スムースになりました。
それでも、玄関ドアなどは、調整するのに1時間半程度は掛かります。これからも長くお使い頂くものですから、出来るだけきれいな調整をしてあげたいと思うのは人情ですよね。皆さんも新築から10~15年くらい経ったら、ドアのヒンジは交換して下さいね。
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