先週土曜に、ローウェン(Loewen)製の勝手口ドア(アウトスイング・フレンチ・シングルドア)のメンテナンスに伺ってきました。
名古屋からですと、片道3時間半。途中、道の駅で昼食の時間を取りましたから、更に30分近く余分に時間が掛かりました。
ご相談は冬の時期に頂いていたのですが、雪が深い時期に当たった為、このタイミングまで延期していました。
この日は、福井市でも35度前後。延期するにしても、もう少しいい季節にすべきだったかも知れませんね。
さて、写真がその勝手口ドア。ロックが掛かったまま、室内側のサムターンが全然回せなくなったそうです。メーカー曰く、ロックケースのどこかが引っ掛かってロックが解除出来なくなった場合は、デッドロック・バーを外から地道に引き戻すしかないとのこと。
それをするには、相当の時間と根気が必要で、うまく作業が出来れば30分以内に解除出来るかも知れないが、なかなか難しい場合は2~3時間掛かるかも知れないとアドバイスを貰いました。
ただ、もしかしたら、錆などで金物の動きが悪くなっているだけとか、他の何らかの問題でロックが解除出来ないということもあるかも知れないと思い、まずは潤滑剤を注入してドアレバーやサムターンを回してみました。
そうしたら、何と数分後にロックが外れ鍵が開いたのです。いや~、ビックリしましたねぇ。意外と早くミッションが完了してしまいました。
その後、ドアレバーを分解掃除して、潤滑剤も中に注入。また、このドアは非常に高い防犯性を備えている為、デッドロック・バーだけでなく、ドアの上下に3-ポイント・マルチロックというロック・システムを装備していますから、そちらの動きもスムースになるように調整しました。
最後に、ハンドル側とは反対のドア・ヒンジ(蝶番)のビス留めが外れていた為、手持ちのステンレス・ビスを使ってしっかりとドアを固定しました。
そして、お客様に引き渡しのチェックをお願いした処、今までとは見違えるように軽くスムースにドアを開閉出来るようになったと、驚きと共に感謝されました。
そうなんです、輸入住宅はちゃんとメンテナンスや修理・調整が出来れば、新築時の動きに戻ってくれるのです。もしかしたら、それをお客様に感じて頂くのが、私たちの仕事なのかも知れませんね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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