輸入住宅の玄関ポーチに立てられた飾り柱のフルーティッド・コラム(柱の周囲にリブが彫られたタイプの円柱)
ギリシャ・ローマ時代のデザインは、いつの時代も美しさの原点ですよね。
でも、5年前に塗り直しされた柱が、こんな感じになってしまったので、何とかしたいという相談を頂きました。
通常のコラムは、強度を出す為に芯に塩化ビニールの太い管を入れて作った硬質ウレタン製のものなんですが、こちらは珍しく木製のもののようです。
ただ、塗り直しに使った塗料は、どうやら油性の塗料だったようで、木の呼吸作用を全く無視していました。だから、木が呼吸をしようとして表面の塗膜を押し破ろうとして、蛇のうろこのように塗装が剥がれてきてしまったのです。
日本の塗装業者の知識や技術は、何と低いのでしょうか。こういう場合は、表面の塗装を一旦除去しなければなりません。その上で、木の呼吸を阻害しないで防水性を発揮する、ピュアアクリルの木部専用水性ペイント、パラ ティンバーケアで塗り直しをします。
塗料の文化は、やっぱり欧米の方が上ですね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。