輸入住宅では、収納の折れ戸としてバイフォールドドアがよく用いられます。
ドアの下にレールを入れる必要がありませんから、足元が邪魔にならず、見た目もすっきりする点がいいですね。
ちゃんとお使い頂ければ長くお使い頂けますが、ドアの建て起こしが狂ってきたり、上枠のレール内をスライドするピボットにゴミが付着するなどして、うまく左右に移動しなくなったりすることがあります。
そんな時、無理にドアを開けたり閉めたりしてしまうと、ピボットが傷んだり、レールが曲がってしまったりするものです。そういうトラブルの方の相談が、ちょくちょくあるのですが、昔の輸入住宅で使われていたレールや金物と、今国内で手に入るものと全然違うものになっています。
例えば、上枠のレールですが、写真左のものが現行品。右のものが20年くらい前に使われていた古いタイプです。レールの幅や高さ、形状が全く違うのがお分かり頂けますでしょうか。
ですから、古いタイプのものを手に入れたいと思っても、アメリカから直接調達する以外には手段がないのです。勿論、アメリカでは古いタイプのものでも今も流通していますから、私たちなら全然平気に入手出来ますが、普通の住宅メーカーでは歯が立たないかも知れません。
今回もマニアックな内容ですが、皆さんのおうちのものはどちらなのか、一度チェックしてみては如何でしょうか。勿論、その際レールや金物を掃除することをお忘れなく。
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