昨日、サッシ周りに防水塗装をしたという記事を書きましたが、外壁の古い塗装と今回塗ったパラペイントとでどのくらい違うか写真に撮ってみました。
違いが分かるように、太陽の照り返しが反射する角度から写してみたのですが、違いが分かりますでしょうか?
写真右の既存の古い塗装は、EPと呼ばれる国産の水性塗料のようですが、手で触れると白い粉が付く感じで相当劣化が進んでいます。
写真でもツヤが全くなく、これでは雨水が外壁のコンクリート・サイディングに染みてしまうのがお分かり頂けると思います。最近のお客様は、ツヤなし塗装をして欲しいという方が多くいらしゃいますが、屋根や外壁といった外装にツヤなし塗料を塗る意味を、残念ながら理解していないと思います。
ツヤがないということは、塗装の表面がデコボコ、ザラザラしていて当たった光が乱反射することで、ツヤがないように見えるのです。つまり、表面のデコボコに汚れが付着しやすくなり、塗装が傷むのが早くなりますし、雨水も長く付着しますから防水性も早く劣化してくるのです。
ですから、100%ツヤありの塗装が一番塗膜が強いのですが、それでは家の外観が下品になってしまいますので、8分ツヤのセミグロスで外装を塗装するのが適切という訳です。
写真左が、そのセミグロスのパラペイントで塗った感じですが、しっかりとツヤが出ているのが分かりますし、手で触ってみるとツルっとしていて全然感触が違います。これが防水性の高さを証明しているのです。
でも、昨日の記事に掲載した窓周りの写真をご覧頂くと分かりますが、実際には古い塗装部分と見え方は殆ど変わりません。そう、光が反射するような特殊な角度から見ない限りは、落ち着いた上品な外観になるのが、パラペイントなのです。
勿論、通常のアクリル塗料と比べて格段に耐久性が高くなる100%アクリルで作られた水性塗料ですから、美しさと耐久性を併せ持つ輸入塗料の最高峰であると言えるのです。輸入住宅の外壁の塗り替えをご計画の皆さん、パラペイントのウルトラセミグロスを使ってみては如何でしょうか。
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