先日、輸入サッシのメンテナンスについて現地調査を行った際に、お客様からこんな相談を頂いた。
それは、2階のベランダに出る為の輸入ドアで、ドア下の両サイドのフローリングが黒く変色している状態でした。
お客様はドアやドア枠から雨漏れしているのではないかと考えていたようですが、黒ずんだ部分の上にある入隅の壁(室内)部分には縦方向に一本割れが入っています。
長年の経験から、こういう状況の時はドア周辺ではなく、ドアの上にある外壁や屋根からの雨漏れではないかと直感しました。そして、ドアの外に出て撮った写真がこちらです。
ドア上のコーナー部分に大きなクラックが入っています。また、パネル・サイディングのつなぎ目にも横方向に割れが見られます。こういう状況の時には、単純に割れの上から塗装をしたり、コーキングを打ったりするだけでは、またすぐに割れる危険性があります。
出来れば下地にある防水シートや防水テープの施工不良を修整し、割れる危険性がある部分の外壁には割れのリスクを減らす下地処理をした上で復旧すべきと考えます。
そろそろ雨が多くなる梅雨時です。皆さんのおうちでも窓やドアの近辺に雨漏れがないか、チェックしてもいいかも知れませんね。
<関連記事>: 換気ガラリは、飾りだけ? (2018年10月19日)
<関連記事>: サイディングの裏には入っていなかったようです (2019年4月11日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。