こうしたこともよくありますね

こうしたこともよくありますね

クランクハンドルの頭の欠損

ハンドルを回すと横方向に開いていく輸入のケースメント・サッシ。

こちらのサッシは、カナダ ローウェン(Loewen)社のアルミクラッドの窓ですが、ご覧のようにクランクハンドルの先にあるはずのツマミの部分が取れて穴が明いた状態です。

実は、こうした不具合はアンダーセン(Andersen)やマーヴィン(Marvin)等のサッシでもよくあることなんです。頭の部分がカシメのようなもので留めてあるようですが、長年使っているうちにカシメが外れてツマミが取れてしまうのです。

この頭の部分がなくなると、クランクハンドルをうまく回せなくなりますから、窓の開閉がやりづらくなります。また、ハンドルの不具合だけでなく、オペレーターギアの方も悪いらしく、ハンドルが空回りしてしまうそうです。

この場合、ギアの噛み合わせ部分が減ってしまっているか、ハンドルの力をオペレーターギアに伝える回転軸が折れているか、という不具合が考えられます。

恐らくうまく窓が閉まらなくなった為に、ハンドルを力いっぱい無理に回そうとして、ハンドルやオペレーターギアが破損してしまったのでしょう。何れにしても、クランクハンドルやオペレーターギア自体を新しいものに交換しなければ直りません。

ただ、ローウェンにしても他社のものにしても、アルミクラッドの木製カバーを外して交換しなければなりませんから、慣れていないと交換は結構面倒な仕事です。

また、窓がうまく閉まらないことが根本原因であれば、ハンドルやオペレーターだけでなく、ウィンドウヒンジ等のパーツも交換が必要な気がしますねぇ・・。そこまでやれば、修理は完璧です。

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