屋根は過酷な環境です

屋根は過酷な環境です

洗浄前のスレート屋根

昨日、雨樋を外して屋根を洗浄した輸入住宅。

始まったばかりですが、リフォームの施工は順調に進んでいます。

さて、今回写真でご覧頂くのは、洗いの作業を開始する前の屋根。

コンクリートの素材に防水塗装を施したいわゆるスレート瓦ですが、今回塗り直しする前に1度塗り直しを行っている現場です。

中央の屋根材をご覧頂くと分かりますが、塗装面がめくれてしまって、コンクリートの素材が顔を出してきています。つまり、以前塗り直しした塗装が劣化し、その下にある古い塗装も剥げた状況という訳です。それ程、屋根は太陽の光と熱や風雨に曝されて、厳しい環境に耐えているのです。

剥がれた部分の周囲が少し黒っぽくなっていますが、この部分は塗装が浮いて裏からも水が入り込んでいるように思います。こうして剥がれたり浮いたりしている屋根は、洗浄するだけではきれいになりません。そうした部分は金属ブラシのようなもので剥がせるだけ剥がすことが大切です。

そうしないと新しく塗った塗装の下で、古い塗装が浮いてきてしまい、新しい塗装まで浮かせてしまうからです。安くて仕事が早い流しのペンキ屋さんは、そんなことはお構いなしに上から塗装をしてしまいます。

「臭いものにはフタをする」、安いからと言ってそんな業者さんを選んでしまった方は、安物買いの銭失いかも知れません。信用の置けるプロの業者さんで10年毎に外装の塗り直しをすると、愛着のあるおうちは長持ちしてくれるはずですよ。

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