輸入サッシの大手メーカー、マーヴィン(Marvin)社から、大変大きなお知らせが入ってきました。
2006年1月までに販売・生産された旧タイプのIntegrity ダブルハング(IDH、上げ下げ窓)及びグライダー(IGL、引き違い窓)について、交換用の建具(障子)を除く全てのパーツ類の生産・受注を2018年4月末で中止するそうです。
インテグリティと言えば、通常のアルミクラッドのマーヴィンよりもお値打ちで、尚且つ温度変化による歪みも少ないという特徴から多くの輸入住宅に採用された製品です。
私が考えるに、新しいタイプのものよりも古いタイプのサッシの方が、市場にはより多く出回っているように思いますから、今後の修理やメンテナンスを思うと深刻な事態です。
あまりメジャーではない輸入サッシ・メーカーなら未だしも、大手のマーヴィンがアフター・サービスを一部止めてしまうということは、思いも依らぬことでした。
勿論、インテグリティも汎用品のサッシ・パーツを多く使っていますから、部品メーカーから直接調達する術は残っていますが、ウェザーストリップ(気密パッキン)やロック部品、網戸等の劣化や破損があるようでしたら、4月中にご相談頂くことをお勧めします。
また、Marvinのアルミクラッド・サッシですが、今までケースメント(ケースマスター)の室内側に脱着可能な飾りの木製格子がオプションで購入出来ましたが、2月末を以ってこれも出来なくなったようです。(ですから、交換用の木製格子も手に入りません)
尚、通常のマーヴィンでペアガラス内に格子を内蔵するタイプや、屋外側にアルミ製の格子を取り付けた上で室内側に固定式の木製格子を付けるタイプのオプションは残されるようです。
何れにしても、調子が悪い状態や破損した状態で放置したままが一番いけません。部材が手に入るうちにメンテナンスをすることが大切ですよ。
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