外側のガラスでしょうか?

外側のガラスでしょうか?

ガラスが割れたアンダーセンのダブルハング

こちらは、アンダーセン(Andersen)社製のナローラインシリーズのダブルハング・サッシ。

建具(障子)枠に若干黒ずみが見受けられますから、サッシの雨漏れがないか少々気になりますが、一番の問題はガラスの割れ。

白い樹脂製の飾り格子には特に破損等がないようですから、室内側からの衝突によってペアガラスが破損したということはないようです。

ということは、屋外側に鳥などが当たって外側のガラスが割れたか、温度や熱射の変化によって熱割れ現象が発生したかの何れかでしょう。

比較的古い輸入サッシですが、熱割れは新しいガラスにしか起こらないというものではないようです。勿論、バードストライクは、どんなサッシでも常に起こり得るトラブルです。

アンダーセンの場合、こういうトラブルでは建具ごと交換となりますが、下窓だけを交換するとなると新旧で多少木部の色の違いが気になるかも知れません。

また、現在アンダーセンのサッシは、LOW-Eと呼ばれる断熱ガラスが標準ですから、新しいサッシのガラスには薄っすら色が付いています。勿論、断熱ガラスではない普通のガラスも選択出来ますが、価格はLOW-Eガラスと同じですから、どうするかはお好みに拠るところです。

ですから、上下共の建具を交換するということも考慮すべきかも知れません。また、樹脂製の格子は劣化して割れやすくなっていますから、新しい木製格子に交換する必要もありますね。

当然古いダブルハングであれば、建具を吊っている両脇のバランサーも同時に交換しておくことをお勧めします。当然交換の際には、ガラスの防水処理やティンバーケアなどによる木部の防水塗装をすることを忘れてはいけません。

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