朝日新聞 ニュース
れんがの「城」 カナダ流/名古屋
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昭和区で洋風住宅建設
カナダ製のれんが約8千個で外壁をすっぽり覆う住宅を、来日したれんが積み職人ロナルド・ベントさん(48)らカナダ人の3人が名古屋市昭和区山里町で造った。タイル様のれんがを張る装飾は多いが、2階までれんがを積み上げる家は今時珍しい。れんが積みの専門職人も、れんが生産量の多い県内でも少なくなっているという。「将来の重要文化財を建てよう」と、日進市の住宅会社が招いた。
職人招き すっぽり8000個
カナダのトロントは過去に大火による被害があったことから、れんがの家が一般的。れんがの価格も日本の約3分の1という。耐震化を図るため、鉄筋を通す「三つ穴」があるのは、近年の国内産と同じ。出張費などを含め、1平方メートル積むのに約1万5千円という単価も、国内とほぼ同じになるという。
写真は、約10日間で完成した外壁=いずれも名古屋市昭和区山里町で外壁が完成した家は、れんがの重厚感がにじむお城のような洋風住宅。れんがの外壁を前に、ベントさんは「六角形の部屋など手のかかる部分もあったが、デザインに合わせてきれいに仕上がりました」と満足そうに話した。
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<その新聞記事>: 朝日新聞 近郊知多版、名古屋版(2004年2月21日)
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