下塗りするとこうなります

下塗りするとこうなります

プライマーで下塗りした玄関ドア

先日、岐阜県山県市で塗り替えを行った輸入の木製玄関ドア。

このドアの塗装についてビフォーアフターの記事を書きましたが、その途中の様子もご案内したいと思います。

よく見えないかも知れませんが、タイルの床や外壁にビニール・シートを張って養生していますが、ドアハンドルやドアヒンジにもテーピングして塗料が付かないようにしてあります。

そうした前準備をした上で行ったのが、上塗り塗装の前の下塗り作業。パラペイントのリフォーム用水性プライマーを使い、下地の色や汚れが浮いて見えないようにするのが目的です。

プライマー(シーラーとも言います)は、着色を目的としていませんので白い色も然程濃い感じではありません。ですから、少しムラがある見た目に仕上がります。

でも、下地の浮きを止めるだけですから、これで十分。ただ、古い木製ドアの場合、木のアクがひどいことがありますから、いくら強力な水性プライマーであってもアクを止められないこともあります。

そういう場合は、プライマーを再度上に塗るか、別の材料を使うことが必要かも知れません。(私たちは、下地の状況によって種類や施工を変えて対応します)

この塗料が乾いたら、上塗りの着色塗料を二度塗りする工程に移りますが、仕事が早くて安い塗装業者さんではこの3回の塗装のいくつかを省略して作業をするかも知れません。

きっと、ぱっと見は変わりませんが、やっつけ仕事では時間が経つと塗装の耐久性や色の褪色、剥がれといったトラブルが早く起きてくるはずです。

この玄関ドアの場合、実は下塗り1回、上塗り3回を行いました。それはペンキ屋さんがどうしても下地が透けて見えるような気がするという判断から、上塗りをもう1回行ったからです。こういう手間を惜しまない仕事が、プロと言えるのではないでしょうか。

<関連記事>: 玄関ドアのビフォーアフター (2017年12月7日)

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