大分で施工中のレンガ積み輸入住宅 U様邸。
今週いっぱいで外壁のレンガ積みの作業が完了する予定となっており、カナダのレンガ積み職人の仕事も佳境を迎えております。
カナダからやってきて、1ヶ月はすぐに来てしまいますね。さて、今日はカナダ人の仕事がどのくらい綺麗か説明させて頂こうと思います。
レンガ積み用に施工された分厚いベタ基礎の上に、レンガが載っているのが分かりますね。このようにして、レンガは頑丈な基礎の上に積まれています。ですから、スライス・ブリックのように構造体の壁に引っ掛けたりしていませんから、その重さが構造体に負担を掛けることはありません。
次に、レンガのモルタル目地ですが、積んだ後にジョインターと呼ばれる目地押さえの道具で目地をしっかり押さえ込むと同時に余分な目地材を削り取ります。(削りカスが、基礎の先に積み上がっています)
こうすることで、雨を目地に溜めることなく、常に乾いた状態に保てるのです。(よく見えないと思いますが、目地は緩やかな三日月状をしており、雨を外側へかき出します)
そして、写真の中央に白い縦ラインを加えて分かりやすくしていますが、垂直の目地ラインが一直線に揃っているのが分かるでしょう。
こうした縦目地ラインは、どの目地でも同じように揃っています。また、このラインは2階の屋根のところまで真っ直ぐ延びていくのです。整然としていて精度が高いレンガ積みの仕事は、耐震性や耐久性、防水性にも優れた効果を果たします。
そして、彼らの仕事を支えているのは、精度の高い高品質なカナダ製のレンガであることを忘れてはいけません。精度が悪い東南アジアや中国製のレンガでは、垂直・水平を出して、外壁に美しくレンガを積むことは出来ないのです。
技術と材料、その両方があって初めて100年以上のレガシーとなる建物が生まれるのです。あなたも、レンガ積みの輸入住宅を建てたくなりましたか? ご縁があれば、日本全国どこでも建築しますよ。
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