昨日に引き続き大分市の外壁レンガ積みの様子をご覧に入れます。
建物の壁の一部だけをアクセントとしてレンガ張りするおうちは多いと思いますが、レンガ積みをする場合は建物の全面(四面全て)をレンガで覆います。
それは、一部の壁だけを重くしてしまうと、地震の横揺れによってGが掛かった場合、その面だけが建物や他の外壁を強く引っ張ったり押したりするから危険なんですね。
つまり、建物としては、それぞれの外壁の力のバランスが崩れてしまうということです。
それを防ぐ為には、全ての外壁を同じ重量、同じ強度で施工する必要があるのです。そうすることで、隣り合う壁同士が支え合って地震の揺れに耐えることが可能となります。
また、レンガそのものの重量は、基礎の方に掛かってきますから、構造体の壁には何ら負担は掛かりません。下から積んでいく本物のレンガ積みは、そこが味噌なんですね。
どうでしょう、1階部分がほぼ積み上がった壁は、1枚のパネルのように平らに仕上がっています。窓周りのレンガの奥行きを見なければ、ブリック調のデザインサイディングと見分けが付かないかも知れません。
勿論、外壁のレンガを触った時の質感や重厚感のある見た目は、フェイクのレンガとは明らかに違いがあるとは思いますが・・・。
窓の下端でアゴのように出っ張ったボトムシル(窓カウンター)も、レンガ積みならではの美しいデザインですね。(尚、ボトムシルは、窓から垂れる汚い雨だれ跡を防いでくれます)
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