以前ノード(Nord)社のアルミクラッド・ダブルハング・サッシに付いているピボットバーの破損の相談があったという記事を書かせて頂きました。
その代替の新しい部品は、形状こそ似ているけれど、寸法に多少の違いがあるので取付けが大丈夫だろうかと心配していましたが、その部品が昨日届きました。
そこで、早速破損した古いピボットバーと比べてみました。新しい部品の方にカメラが近かったせいか、古い部品が小さく見えるかも知れませんが、ほぼ似たようなサイズと言っていいでしょう。
一番キーとなる寸法は、部品の底盤から突起までの高さ。それから、突起部分の先端の形状です。結論から言えば、どちらの寸法もほぼ同じ。
これならこのピボットバーを建具に装着しても、窓枠までの距離は同じに保てますし、窓枠側のコイル・バランサーにもうまく挿入出来ると思います。
建具にビス留めする為の穴の位置は微妙に違いますが、それ自体は然程問題にはなりません。だって、ビスの位置を変えるだけですから。国内の金属加工業者さんにお願いして、特注で同じものを作ってもらうことも考えましたが、これなら十分代替え可能ですね。
古い部品が手に入らなくて困っていらっしゃるお客様も多いかと思いますが、私たちなら代替えになるパーツを探せるかも知れません。輸入住宅を諦めないで、どうぞ修理・メンテナンスをしていって下さい。高品質な家を、きっと長く愛せるはずですから・・・。
<関連記事>: 製造ロットの不良かも・・・? (2017年7月5日)
<関連記事>: 交換用のコイル・バランサー (2017年9月18日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容が更新されている場合がありますので、出来るだけ新しい記事を参照下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。