先週、愛知県大府市にある輸入住宅のメンテナンスに伺ってきました。
こちらのおうちを建てた工務店は、既に輸入資材で家づくりをしておらず、修理を依頼する専門業者がいなかったそうです。
そこで私共が呼ばれてメンテナンスに伺った訳ですが、その際別の案件の修理についてもご相談がありました。
それが、このペアガラスの内部結露。アメリカ ハード(Hurd)社の輸入サッシなんですが、ガラスの中が薄っすら曇っていました。
陽が当たる昼間、それも暑い夏場は水分が蒸発して結露は起こりにくくなります。(但し、気体になっているだけで、水分自体はペアガラス内に滞留しています)
にも拘わらず、ペアガラスが曇っているのは、相当な量の水分が中に入り込んでいると考えていいでしょう。きっと、寒い冬場や梅雨時などは、もっと顕著に結露が発生していることでしょうね。
ペアガラスをよく見ると、ガラスとガラスの間にもう1枚ガラスのような薄いものが確認出来ました。
お客様はトリプルガラスではなくペアガラスだとおっしゃっていますから、2枚のガラスの中間にあるものは断熱・遮熱効果を更にアップさせるヒートミラーの薄膜であることが分かりました。
この時代、ヒートミラーはペアガラスの3割増しくらいの金額だったように思いますから、お客様も相当頑張ったと思います。ただ、こうして内部結露をしてしまったアルミクラッド・サッシは、窓の建具ごと交換する以外にはありません。
サッシの外部に防水コーキングをちょっと打つだけで、こうしたトラブルの多くはリスクを減らすことが出来たんですけどね。
輸入住宅にお住まいの皆さん、今からでも遅くないですからご自身でも是非サッシのコーキング処理をやってみて下さい。勿論、国産サッシをお使いの家でも、やればそれなりの効果はあるはずですよ。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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