室内側が木製、屋外側がアルミの枠で出来たアルミクラッド・サッシ。
マーヴィンやアンダーセン、ハードなど、いろいろな輸入サッシ・メーカーがこの種の窓を作っています。
そんなアルミクラッド・サッシですが、カナダのウィルマーなど既にメーカーがなくなってしまったものも存在します。
こちらは、ノード(Nord)社製のアルミクラッド・サッシですが、やはり窓やドアの製造はしておらず、日本国内での流通も10年以上前に終了しています。
ノードは、ドアの製造がメインでサッシの供給については然程多くないですが、それでも時折施工された輸入住宅を見掛けます。私の印象としては、雨仕舞に少し弱点がある感じがして、建具の木部が腐ってくるリスクがあるかも知れません。
と言っても、20年近く前のアルミクラッド・サッシの多くは、雨仕舞がいいというサッシは少なかった気がしますし、その後改善されたと言っても過言ではありません。そういう点では、この時代特に悪かったということではないと思います。
あと、このサッシの問題としては、バランサーと建具とを連結する鋳物のピボットバーが破損するということがありました。
内蔵しているコイル・バランサーは消耗品ですから、そのうち交換を余儀なくされるのですが、ピボットバーは壊れることをあまり想定していない部品ですから、調達するのは少々厄介です。(このピボットバーは、全く同じ形状のものが北米でも見つかりません)
まあ、いざとなったら国内で特注生産してもらうということも可能ですから、何とかなると思いますがそれなりの費用は掛かります。何れにしても、美しい輸入住宅をお客様が維持していく為に、私たちも力を貸していきたいと思っています。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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