外壁をレンガ積みする際に、少し遊びをするようなことを欧米では心掛けます。勿論、外観に限ったことでなく、いろいろな部分の施工で楽しさを演出するのが、本来の建築文化と言えるかも知れません。
普通に積んでもレンガは素晴らしいのですが、そこにひと手間加えることで更に美しさをアップさせることが出来るのです。
以前紹介したこともありますが、窓下にボトムシルと呼ばれる窓下台を入れたり、建物のコーナー部分にレンガを飛び出させて四角の連続したデザインを形作るコイン・コーナーを施工したりします。
また、半円形の窓の頂上にキーストーンと呼ばれる三角のクサビ石を入れるとなかなか格好いいですよね。色的にも美しいアクセントになるはずです。
フェイクのスライス・ブリックでも同様のアクセサリはありますが、本物のレンガと違って素材の厚みによる重厚感を感じさせることは出来ません。
本物には、本物にしか出せないデザインがあるんです。
左の写真は、岐阜県岐阜市で施工した輸入住宅 N邸で、アーチ部分に入れるキーストーンの裏側にサインしたカナダのレンガ職人たち。
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