大阪の方から、国産の樹脂サッシのメンテナンスについてご依頼を頂きました。
そのサッシは、菊竹産業という窓メーカーが製造していたシュエット(Chouette)のシングルハング(上げ下げ窓の下窓だけが開閉する窓)。
写真のように下窓を持ち上げているコイル・バランサーのバネが切れて、丸まってしまいました。
こうなると、窓を開けようとしても下へ落ちてきてしまい、開いた状態で固定しておくことは出来ません。ですから、こういう場合は切れたバネを新しいものに交換して、建具(障子)がバネの力で上がるようにしてやらなければいけません。
ただ、シュエットというサッシは、既に生産がされていない窓ですから、部品を手に入れるのも大変ですし交換にも特殊な道具や作業手順を用いなければなりません。
そんな状況ですから、なかなかこのサッシを修理出来る業者さんが見付からなかったのでしょう。はるばる大阪から愛知県の私たちにご依頼を頂きました。今週末か来週にはバランサーの部品が入荷しますから、その後お客様の都合に合わせて交換作業に伺う予定です。
たった1つのサッシの不具合の為に、遠くホームメイドに依頼するのは非効率とお考えになるかも知れませんが、どうしても直したい、誰にも直せない、という状況を解決してくれるなら、それはお金や時間には代えがたいものがあるのです。
浴室の換気扇があっても浴室の窓が開かなかったら、皆さんも喉の奥に骨が挟まった感じになりますよね。そういうことを解決すれば、生活する上で精神衛生上もポジティブになれるはずです。
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