これがないと交換出来ません

これがないと交換出来ません

シングルハング用クリップ

こちらは何だか分かりますか。

この小さな部品は、テイクアウト・クリップ(Take Out Clip)というパーツで、輸入サッシのシングルハング(下窓だけが上下する窓)の窓枠に付けられています。

プラスチック製のものもあれば、金属製のものもあるのですが、普通に窓を開け閉めしている分には、この部品を使うことは全くありません。

窓枠の両サイドに装着されている金属の棒状のチャネル・バランサー(窓の上げ下げをスムースにする為の部品)を交換する時のみに使用します。その交換頻度は、10年に一度。ですから、殆どの人は何の為にあるのか全く意味が分からないという感じでしょうね。

窓枠に付いているこの部品を持ち上げて、下窓を上に開くとバランサーが外れて露出するという仕組みです。こうやって、文字や言葉だけで仕組みをお伝えするのはなかなか分かりにくいかも知れませんが、私たちが実際にやるのをご覧頂ければ簡単にご理解頂けると思います。

チャネル・バランサーだけでなく、どんな上げ下げ窓のバランサーでも10年毎に交換するのが一般的です。バランサーは、車のタイミング・ベルトやブレーキ・パッドと同じ消耗品。使用期限が来た際常に交換するように心掛ければ、快適に窓をお使い頂けますよ。

因みに、窓を開ける際に建具が傾いて開けづらくなったという方、建具がガタついて窓枠に隙間が生ずるという方は、バランサーの不具合であることが多いですから、覚えておいて下さいね。

<関連記事>: インシュレート・サッシのバランサー交換 (2019年9月11日)

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