岐阜市の輸入住宅にお住まいのお客様から玄関ドアの塗り直しについてご相談を頂きました。
こちらのドアは、サーマツルー(Therma-Tru)社のファイバーグラス製なんですが、クラシックなエッチング・ガラスがはめ込まれていて、古っぽさを感じさせてくれます。
また、幅90cmのドアがダブルに付いているところの上には、トランザムと呼ばれるカマボコ型の欄間の窓がその豪華さに花を添えています。ドア枠の周囲には、飾りとして白い幅広のモール材が施工されているのもよりクラシックさを演出していますね。
6フィート8インチ(約2m)の高さのドアにトランザムを付けるとなるとその高さは2.4mを超えてきますから、玄関ホールを吹抜けにしたり、1階の階高をハイスタッドの9フィート(2.7m)にしないとデザインバランスが取れません。
このダブルドアをより印象的に見せる為には、やはり大きな吹抜け空間にすることが一番でしょうが、それだけでも家の規模を大きくせざるを得ません。
ですから、玄関ドアを見ただけでその家の大きさが分かるとも言えます。但し、玄関ドアだけが不釣り合いに大きいなんて不格好な家もあるでしょうから、それは家主のセンスがどうかという別の判断に関係するかも知れません。
今回は、ファイバーグラスの表面を塗装で如何に蘇らせるかというのが修理テーマですから、このドアに見合ったアンティークな色を選んで塗りたいものです。
勿論、ドアの木目を本物のように見せる為には専用の塗料が必要ですから、下手な国産塗料を使ってはダメですよ。もしそんなことをしたら、木目を見せる塗装は今後出来なくなるかも知れません。
地元のペンキ屋さんにいくら安くやっても、塗装のノウハウと材料が揃わなければ適切な状態にはなりません。メンテナンス一つを取っても、皆さんの人生や家づくりへの姿勢が試されていると考えて下さい。それが、輸入住宅です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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