ピーチツリー社製ダブルドア

ピーチツリー社製ダブルドア

ピーチツリー社製ダブルドア

このダブルドア(2’-8”x6’-8”)は、ピーチツリー社のA19P「Avanti」というものですが、20年前に施工されました。

ドアのパネルはスチールで出来ていますが、室内側の劣化が進んでいることから、お客様から交換したいという希望を頂きました。

写真からするときれいな輸入のフレンチドアという感じですが、メンテナンスは特に何もしていなかったということで、ヒンジの摩耗や気密パッキン(ウェザーストリップ)や防水材の劣化など様々な点で不具合が出てきています。

少しずつでも補修をしていればよかったのですが、1つの不具合から別の不具合へとどんどん広がっていくのが、家の不具合です。

アメリカのピーチツリー社は10年近く前になくなっていますから、全く同じものはありません。メーカーが違うものに交換しますが、微妙にサイズが異なることも考えられますので、ドアやドア枠の加工が必要となるかも知れませんし、吊り込んだ際にはラッチ穴やフランス落としの微妙な調整も必要です。

また、今回提案しているドアは、錆びたりしないサーマツルー社のファイバーグラス製フレンチドアを考えていますから、ドアパネルの塗装も必要です。簡単に輸入ドアの交換と言っても、様々な部品や作業を必要としますから、普通のリフォーム屋さんでは難しいかも知れません。

それならいっそ国産のアルミドアにするなんて人もいらっしゃると思いますが、それこそドア枠を外壁から外してやり直す必要がありますから、外壁の補修やデザイン性、断熱性の問題も出てくるでしょうね。

そこまでして輸入住宅の美しさや性能に拘りたいというお客様でしたら、私共は補修を出来る限り協力していきますが、手間も費用も掛かりますから家づくりには覚悟が必要だと思います。輸入住宅にしても国産住宅にしても、生涯メンテナンスフリーなんていう虫のいい100年住宅は、ありませんから・・・。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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