幅4.8mもあるダブルサイズのガレージドアの不具合調査に愛知県弥富市へ伺ってきました。
ドアを持ち上げる為のトーション・スプリングが、2本付けられているのですが、そのうちの1本が断裂したというので、新しいバネを調達する為にドアの大きさや重さをチェックしなければなりません。
その際、ドラム・ワイヤーや電動オープナーといった箇所に不具合がないかも調べるのですが、10年以上経った状態ですから、ワイヤーも錆び付いていますし、それを巻き取るドラムもそろそろ交換どきになっていました。
更に、今回新たに発見した不具合がありました。それは、通常4枚~6枚つながっているドア・パネルを連結するドア・ヒンジ。
恐らく何度かお客様自身が修理したのでしょう。通常少々太めのボルトで留められているヒンジに、形状の違うビスが使われていました。お客様にお伺いしてみると、ボルトが緩くなって抜けてきたので、径が大きめのビスを打ち込んだとのこと。
このガレージドアは、パネルの表面がスチールで出来ていますから、一旦ボルトを留める穴が大きくなってしまうと、そこの強度も徐々に落ちてしまいます。
ガレージドアは非常に重いですし、その開閉にはドアのバランスとそれなりの力が掛かってきますから、それを定期的に調整しないで運用すると、その歪みや負担がオープナーやヒンジ、スプリングの寿命に影響します。
こうなったら、形状が少し違うヒンジを用意して、別の位置にボルト留めをする以外ガレージドアを存続させる方法はありません。もしガレージドアのヒンジが脱落するようなことがあれば、それこそ人や車にドアが落ちてくるなんてことになりかねませんから、ヒンジ如きと甘く見ないで下さいね。
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