こちらは、ペラ ウィンドウ(Pella) デザイナー・シリーズのDual Glazed Panel(DGP)付ダブルハング窓。
デュアル・グレーズドゥ・パネルというのは、取り外しが可能なシングル(1枚)ガラスのパネルが、1枚ガラスのサッシの内側に装着された構造になったタイプです。(最近は3枚ガラスもあるようです)
2重サッシという構造は、ペアガラスとは違った特徴がありますから国産サッシにはない面白さがありますね。
さて、そんなペラの上げ下げ窓ですが、型ガラスの向こうに何かぶら下がったものが見えますでしょうか。これは、上窓(アッパー・サッシュ)に取り付けられたチェックレールと呼ばれる気密パッキン材(ウェザーストリップ)が劣化して脱落してきたところです。
上窓と下窓(ボトム・サッシュ)とが重なり合う場所にこれを取り付けると、窓と窓との間から風や雨が入らなくなります。こうした気密パッキン材は、上窓の上部や下窓の下部にも取付けられていて、サッシュと窓枠との間の隙間を埋める役目を果たしています。
ケースメントやオーニング、パティオ・ドアといったサッシにもそれぞれ違うタイプのウェザーストリップが取り付けられていますからそれぞれの場所に合ったものを定期的に交換することが必要です。
それらは、柔軟性も要求されますから、塩化ビニールのような素材で出来ています。その耐久性はおおよそ10年。太陽光の強い紫外線にも当たりますから、経年劣化は仕方ありません。たまにはサッシを開けてみて、こうした気密材が傷んでいないかチェックすることをお忘れなく。
ペラを始めとした輸入サッシ、特にアルミクラッドの木製サッシなどは、これが劣化すると雨水が木部に浸透して黒く腐らせることもありますから、用心が大切です。
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