岐阜県の輸入住宅にお住まいのお客様から、輸入サッシのメンテナンスと一緒にコンサバトリーの増築についてもご相談を頂きました。
そこで、ご提案させて頂いたコンサバトリーが、こちらのプラン。材料は、受注生産で製造されたイギリスからの輸入品です。
屋根まで吸熱タイプのペア強化ガラスで覆われていますから、解放感抜群のサンルームとなるはずです。勿論、そこまでの解放感はなくてもいいという方でしたら、通常の屋根にして暑さ対策を優先することも可能です。
また、こちらの家の敷地状況に合わせて、オーダーメイドでプランしていますから納まりも美しいと思いますよ。
ただ、コンサバトリーを既存の建物に後付けする場合一番気になるのが、既存の外壁とコンサバトリーの屋根との取り合いです。壁と屋根とが接する部分は、どうしても防水・防雨処理の施工が甘くなりがちです。
しっかり施工するには、コンサバトリーに接する部分の外壁材を一旦撤去して、防水シートや水切りなどの鈑金を新たに差し込むなどした上でコンサバトリーや外壁を施工しなければなりません。
ただ、費用や見栄えの問題からそうした施工が行われないのが殆どで、外壁にコンサバトリーをそのままくっつけてコーキング処理で納めてしまうらしいのです。
こちらのおうちは、台風などの風や雨が強く当たる東面の外壁にコンサバトリーを設置する計画ですから、そんな施工をすればそのうち雨漏りしてくることは目に見えています。
雨漏りするリスクがあることを承知でご依頼頂けるのであれば、安く施工することも出来るでしょうが、それは施工者の良心に反することだと思います。やっぱり、家の新築時からコンサバトリーの設置を意識した計画をしておくことが一番ですね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
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