昨日書かせて頂いたペラ(Pella)社製輸入サッシの不具合ですが、こちらは浴室に取り付けられたオーニング(Awning)窓。
ブリティッシュ・グリーンのサッシは、輸入窓独特の美しさがあります。
オーニングとは、建具(障子)の下部分が外に開いていくタイプの窓を言いますが、ご覧のようにその下部分のアルミカバーがなくなっているのが分かります。
お湯・水・湿気が多い浴室のような場所に、アルミクラッドの木製サッシを取り付けること自体もっての外。(ただ、そういう施工の輸入住宅は、実際にはたくさんあるようです)
まだ実物の窓を検証した訳ではありませんが、外側から雨が建具枠内に入り込んだことと、浴室側の水分による木部の劣化の両方の原因によってこの不具合が発生したような気がします。
この状況で木部の腐れがもう少し進めば、窓ガラス自体が建具から脱落する恐れが生じるでしょう。そうなれば、浴室の断熱性が全く失われるという以外に、セキュリティも緊急を要することとなるはずです。
輸入サッシの交換部材については、消耗品以外は全て受注生産ですから、納期が発注後3~4ヶ月近く掛かることもしばしばです。緊急事態になってから至急入手して欲しいと言われても、海の向こうの手配ですから思うようにはなりません。早め早めの相談や修理手配こそ、安心安全につながることをお忘れなく。
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